かつて、宮崎の方言で「だれやみ」をするといえば、日中の仕事を終えて、食事の前に楽しむ晩酌を指しました。もちろん、そこで飲むのは地元の焼酎です。
焼酎の肴(さかな)は、山のものでも海のものでもなんでもあり。料理を選ばないのも本格焼酎の良いところ。晩酌だけでなく、食前酒、食中酒としても、料理を引き立ててくれるのが本格焼酎です。
飲み方はお好みで、さまざまな方法が楽しめます。
ロック
度数の高い焼酎に向いています。最初に氷を入れて十分にグラスを冷やしてから焼酎を注ぐのがポイント。
水割り
自分が飲みやすい好みの濃さに割ります。前もって焼酎を水で割って寝かせておく「前割り」も非常にまろやかです。
炭酸割り
炭酸水で割ります。特に夏はすっきりと飲みやすく、おすすめです。へべすや日向夏などの柑橘類を入れると口当たりが爽やかに。
お湯割り
冬におすすめの一般的な飲み方。お湯を先に入れてから焼酎を注ぐと湯気の中に焼酎の香りが溶け込んで香りも楽しめます。宮崎では「ろくよん(焼酎6:お湯4)」「しちさん(焼酎7:お湯3)」などがポピュラーです。
ストレート
宮崎の本格焼酎は度数が20度のものが多く、何も入れずにそのまま飲むのも◎。本来の焼酎の香りと味をじっくり味わえます。
燗つけ
昔から伝わる飲み方で、あらかじめ水割りにした焼酎を温めて飲みます。