投稿者:野菜ソムリエ 大角 恭代 - 2016年2月16日
こんにちは!みなさん風邪ひいてませんか?
立春を迎え、宮崎らしい日差しを背中に浴びる至福の時・・・ぬくぬく日向ぼっこが幸せな季節ですね。
ただ、まだまだ朝夜は寒い〜。寒暖の差が激しく風邪を引きやすいのも今の季節。
そんな季節にお勧めなのが、皮ごと食べる宮崎名産『金柑』!
オレンジ色が眩しく、大きいサイズのものはまるで本物のピンポン球のようです。
大玉はハウス栽培が主流で、『完熟きんかんたまたま』のように糖度16度以上(!)と完熟マンゴー並みの甘さをもつ金柑も珍しくありません。
寒さが苦手な金柑ですが、暖かい宮崎では露地栽培も可能です。
露地栽培のものはやや小粒で、皮が厚めで身も固く独特の苦味も強めですが、露地栽培らしいたくましいしっかりした味わいで、加工にもおすすめですよ↓↓
風邪予防にも金柑をどうぞ。焼酎で煮込むと下ゆで不要、とっても簡単です♪
<焼酎とざらめで作る、簡単金柑の甘露煮>
*レシピ*
材料・・・金柑500g(しっかり洗い、お好みの大きさに切る)、焼酎250cc(白麹のものがおすすめ)、ざらめ(黒糖、砂糖)200cc、お湯適量
*作り方*
1、焼酎、ざらめをあわせて鍋にかけ、サラサラに溶けるまで温める
2、切った金柑を1に入れ、金柑がひたひたにかぶるまでお湯を少し足す(50cc〜100ccくらい)
3、そのまま一煮立ちさせ、アルコールを飛ばす(沸いてから10〜15分程度)
4、アクが出てくるので、綺麗にすくう
*我が家ではストーブの火を有効活用しながら・・・グツグツ・・・
5、中までしっかり加熱されたら火から下ろし、そのまま冷まして完成(一晩おく)。
甘露煮はそのまま食べたり、パンやヨーグルトやクラッカーにのせたり、ドライフルーツやチョコと一緒にクッキーやケーキのトッピングにもおすすめです♪
*焼酎を料理に*
金柑の甘露煮は、苦味抜きのために下ゆでするレシピが多いですが、焼酎を使うと不要です。
逆にコクが出て、とってもまろやかな味になります。
(金柑の苦味が強い場合や、気になる場合はもちろん湯通ししてからでも大丈夫)
*補足*
料理の基本は、その土地でとれた食材を使うこと。
南の国の柑橘には、南の国のお酒と南の国の砂糖を。
焼酎を使う時には、白砂糖よりもざらめを使うほうが味がまとまりました。
宮崎の焼酎には、南の砂糖が合うみたい。
ちなみに焼酎を料理に使ったり、果実酒にするときには、「白麹」のものをチョイスすると失敗がありません。
白霧島、木挽、名月、橘・・・etc
黒麹はそのまま飲むとまろやかで甘く感じますが、独特のクセがでるので、食材や料理をは選ぶかも。
郷土料理に焼酎、宮崎の食材に焼酎。
焼酎はアルコール度数が高いので殺菌や洗浄や臭み取りにも活用できます。例えば、沖縄料理のラフテーも、豚肉の煮込みにはお水の代わりに焼酎(泡盛)を使います。
焼酎も食材の一つです、ぜひ活用ください!