投稿者:だれやみスタッフ - 2016年11月14日
だれやみ君は、日南市大堂津にある古澤醸造合名会社さんを訪ねました。
大堂津駅近くの住宅街にあり、歴史を感じる佇まいの焼酎蔵でした。
創業以来の宮崎県内唯一の土蔵造りの醸造蔵です。
土蔵の壁は、内側と外側の壁の間が30センチ程あり、中に土や木、竹、わらなどが詰めてあります。この土でできた壁や天井は断熱材の役目をしています。
壁の内部です。
これで外気に影響されず、安定した温度で麹作りや仕込みを行う事ができます。
こちらは一次仕込み2日目(黒麹)の様子です。
こちらは、二次仕込み2日目です。お湯が沸騰したように表面が勢いよくブクブクと動き、頑張って盛んに発酵しています。
数時間前なら、周囲に飛び散るのでだれやみ君は近付けなかったことでしょう。
昔ながらのカメ仕込みですが、カメの埋め込みがとても浅い(顔を出す部分が高い)です。
これは、歩いてもホコリが入りにくいこと、カメ底が近いことで、無理のない姿勢でベラをかき回せることなどのメリットがあります。
ご案内頂いた古澤代表が一次仕込み1日目のカメの前で「顔を入れてみてください」とおっしゃいました。
頭の中に?をいっぱいにして、だれやみ君が恐る恐るとカメの中に顔を入れた瞬間、反射的に顔を上げました。
ガスが鼻をツンとついたからです。
カメの中では、発酵を始めたばかりの麹が働き、ガスを出していたのです。
「案内する時によくやるんですよ。」
と、茶目っ気な古澤代表にしてやられました。
皆様もご注意ください