投稿者:だれやみスタッフ - 2016年10月29日
だれやみ君は、日南市南郷町にある井上酒造株式会社さんを訪ねました。
明治27年創業の伝統ある蔵です。
昭和58年には、独自の減圧蒸留技術を開発し、国内初の減圧蒸留100%の芋焼酎の製造を開始しました。
いまでは、芋焼酎の他、麦などを原料とした焼酎も製造しています。
こちらは蒸留機です、もろみを蒸留させて、
アルコールをとります、ポタポタポタっと原酒が出来てきます。
こちらは、試留機です。蒸留の前に試留(しりゅう)という作業を行います。
もろみにどれだけアルコールが含まれているかを測定します。実際の蒸留後のアルコール量と比べて、正常に蒸留できているかの調査に役立ちます。また、目安がわかることで、芋のカット方法などの変更することの判断材料にもなります。
焼酎造りに使用する仕込み水には、蔵の敷地内に湧き出る「榎原湧水」(宮崎の名水21選に選ばれている)を使用しています。
明治の俳人・種田山頭火が、昭和5年にこの地を訪れ、「こんなにうまい水があふれている」と詠んだ句が、本人の直筆で句碑として残されています。
この地は、連続テレビ小説「わかば」の撮影ロケ地にもなりました。
井上酒造さんの商品は、モンドセレクション金賞を含め、数々の賞を受賞しています。
工場の横にある施設には、なんと
チョウザメが飼育されていました。その数は約3,000匹です。
名水が流れる池をパワフルに泳ぐチョウザメたち、いつの日か井上酒造さんの焼酎に合うキャビアをこしらえてくれることでしょう。