投稿者:だれやみ君 - 2015年9月16日
だれやみ君です。
先日、都城市の霧島酒造株式会社を訪ねました。
言わずと知れた、焼酎日本一の蔵元です。
見学させて頂いたのは、様々な楽しい施設がある霧島ファクトリーガーデンです。
といっても、広すぎるので、その一部です。
こちらは、霧島裂罅水が汲める水飲み場で、市民の方がひっきりなしに容器を持って訪れていました。もちろん、だれやみ君も味わいました。
その奥の建物が志比田増設工場です。こちらの製造工程をご案内して頂きました。
ちなみに霧島酒造さんは、4つの工場合わせて、一升瓶にして1日16万本を製造しています。
だれやみ君が1日1本飲むとして、438年かかる量が1日で出来てしまいます。
それだけの芋を使用して、焼酎が作れるのには、2代目社長の江夏順吉氏により進められた近代化と機械化にあったようです。東京帝国大(現東京大)工学部で応用化学を学んだ順吉氏は研究熱心で、蒸留機などの開発を行いました。
機械化を進めることで、「焼酎を作るたびに味が変わってはいけない。いつでも同じ味でなければならない」という霧島酒造さんの思いがここにあります。
見学では裏話などを交えながら御説明頂き、とてもおもしろくご案内頂きました。
さすがに、全ての規模が大きい工場でした。
こちらは、霧の蔵ブルワリーです。レストランやショップ、地ビール醸造施設があります。地ビールや焼酎が飲み放題のビアガーデンは先まで予約がいっぱいになるほど人気です。
実はこの日、前夜上陸した大型台風で、ほとんどの施設を臨時店休日としていました。それもそのはずで、社員は午前中、自宅待機を言い渡されていたそうです。至る所に残る台風の爪あとの処理に、スタッフの皆さんは追われてました。
ちなみに、こちらのSHOPでは、霧島酒造さん商品の試飲もできます。
こちらは、霧島創業記念館「吉助」。創業時の建物を霧島酒造の歴史を伝えていく建物として平成13年に移築したそうです。大正時代の商家の面影が残る空間だそうですが、やはりこの日は入れませんでした。そうそう、将棋の女流棋士の戦い「女流王将戦」もこの施設で開かれるのだとか。
こちらは、霧の蔵ベーカリー。焼酎カスの栄養分を使用して、香ばしく美味しいパンを作っています。カフェも併設していています。
さて、こちらがなんと「霧島焼酎神社」です。左側には焼酎甕が並んでいて、なんだかワクワクします。
手水にも風情があり、素敵ですね。中身が焼酎だったなら、だれやみ君はボトルを取りに帰ります。
愛媛県では、空港にオレンジジュースが出る蛇口を作っていましたが、宮崎県には焼酎が出る蛇口をぜひ作ってもらいたいですね。実際には、いろいろ問題がありそうですので、都市伝説として広めますか。
霧島焼酎神社の由来が書いてありました。
読めるように拡大しました。右側を読むと、霧島酒造さんが御利益に恵まれ、繁盛された事が書いています。左側に記載されている御利益も焼酎に関するものばかりで、おもしろいです。
草木が散らばっているのは、大型台風の爪あとです。
最後に、御利益を期待してだれやみ君も参拝しました。
霧島ファクトリーガーデンは、工場の緑化を積極的に推進し、竹林や芝生、花壇など様々な様式の緑地が設けられていますが、これは、緑化優良工場等表彰制度(主催:財団法人日本緑化センター)において、平成21年度「日本緑化センター会長賞」を受賞しています。
他にも霧の蔵ミュージアムや霧の蔵ホール、霧島グランドゴルフコース、まだまだ見どころがあり、霧島ファクトリーガーデンは、1日中いても飽きない施設でした。まだ訪れていない方はぜひ足を運んでみてください、焼酎好きだけでなく、ご家族やカップルでもお勧めします。
I様、台風の直後のご多忙の中、ご案内頂きまして有難うございました。