投稿者:だれやみスタッフ - 2015年7月22日
だれやみ君は先日、宮崎市鏡洲の創業 明治42年の蔵元 株式会社落合酒造場さんを訪ねました。
すぐ脇には清らかな川が流れ、のどかな風景をバックにした好立地な環境に工場があります。
ここ鏡洲(かがみず)には、同市田吉(赤江)から2007年に工場を移転しました。
水にこだわり、もっと水が綺麗な土地を探すため、井戸を掘っては水質を確かめて、を繰り返し。
そうして3,4本掘って、伏流水などの水質も高く、酒造りに最も適していると感じたのが、この地だったのだと。
この日ご案内頂いた、蔵人 兼 営業の落合宗平さんに当時のエピソードをお聞きしました。
「あるところで、井戸を掘ったら温泉が出てきたんですよ。その泉質が高くて、ぜひ温泉をやってくれと、いう人たちがいたんですけど、やっぱり焼酎をやりたいから断って、その穴を塞ぎました。あれはびっくりしましたね。」
なんと、まあもったいないお話で。
「子供の頃は、蔵の甕(かめ)に落っこちたりしました。水が溜まった甕をのぞきこんだりすると、自分が写ってるんですよ。それが、自分でない人のように見えてびっくりする事もありましたね」
落っこちたのが仕込んでいる最中でなくて、良かったですね~。
「うちに来るなら、ハンドルキーパーを連れてこなきゃいけませんよ。」と、落合さん。事務所には多くの焼酎が並んでいて、試飲させて頂けるようです。う~ん残念!
じゃあ、せめて香りだけでもと、カップに注いでくれたのは、「四万十日和 GINGER」。
生姜独特の清涼感ある香りが、これは絶対美味しいだろうな、とわかり、車を運転してきたことをさらに残念に思わせました。
この生姜焼酎は、炭酸で割ると焼酎入りジンジャエールになります。お勧めの飲み方は5:5の割合で炭酸を入れることだそうです。さらに本みりんを足すとさらに美味しいそうです。
やはり、健康志向で野菜料理を中心に出す飲食店などで人気があるのだとか。
この焼酎入りジンジャエールは、ビールやシャンパンの代わりに、乾杯のお酒としてもお勧めです。
竃猫とは、火の消えたばかりのかまどに入って暖をとる猫のことで、宮沢けんじの童話「猫の事務所」にも登場することで知られています。
かわいらしい猫のイラストもラベルに書かれていて、この焼酎を蔵元では、「猫ちゃん」とか、「へっつい」などと親しみを込めて呼んでいます。
さらには、前掛けも作成し、そのかわいさから居酒屋の店員さんによく売れていて、こんどは、Tシャツも作ってくれと、言われるのだとか。
焼酎はと言うと、紫優の艶のある甘い香りに黄金千貫の正統派な旨みを併せ持つ本格芋焼酎です。銘柄紹介ページで御確認ください。
落合酒造場さんが製造する銘柄は少なくありません。
それには、先代社長の「焼酎は我が子のようなものだから、一つ一つ名付けたい」という考え、焼酎の好みも十人十色、その人に合った焼酎を見つけてほしい、という思いから。
商品は、玄人好みの地酒屋さんで販売されています。宮崎市内の酒屋だと、宮崎焼酎販売店 大阪屋など、5軒程度のみ。
宮崎市内で飲めるお店は、宮崎焼酎BAR一休 焼肉の名店みょうが屋 鶏と野菜 鶏みょうが屋などです。ぜひ、お試しください。