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岩倉酒造場

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岩倉酒造場

岩倉酒造場の歴史・概要

夫婦二人で造っていた時代も

現在の岩倉幸雄氏で四代目。取材当日対応してくださったのは、奥様の悦子さん。創業年度を訊ねると「(創業は)160年くらい前でしょうか、その時は杜氏さんも(雇って)いた様ですが、家族だけで細々とやっている小さな蔵ですよ」。蔵を受け継いでからしばらくの間は、夫婦二人だけで焼酎造りをしていた頃もあったそうです。今では娘さんと息子さんも戻ってきて、主に家族四人で焼酎造りを行っています。

夫婦二人で造っていた時代も
夫婦二人で造っていた時代も

岩倉酒造場のこだわり

サツマイモは掘り上げたらすぐに仕込む

8月のお盆あけ頃から岩倉家は忙しくなります。10月まで続く仕込みのシーズンの幕開けです。シーズン中、麹造りと焼酎の仕込みを平行作業で進めていきます。焼酎に使う芋は地元産のサツマイモ。

サツマイモは鮮度が良いうちに処理します。掘り上げたその日に岩倉さんの元に届けられ、洗って選別して使います。そしてその翌日には麹と合わせて仕込みます。仕込みに使う水は、昔から変わらない井戸水です。

製造工程全部が手作業

大体一回の仕込みで約1トン半のサツマイモを使用します。洗いだけでも四人掛かりで一時間半くらいかかるそうです。その後の選別や皮むきも手作業。特に選別の作業は大切にしている過程の一つで、一つ一つしっかり目で見て、悪いところや変色しているところを切り分けて行きます。

元々悦子さんの担当していた瓶詰めや出荷作業は、現在では娘さんに引き継がれ、繁忙期は授業員一同で作業に取りかかります。ラベルシール張りも手作業。丁度取材日に訪れたのは1日の作業が終わる時間帯で、作業場にはにぎやかな笑い声が響いていました。

取材一口メモ

焼酎造りで難しい点を訊ねると「原料や天候などで、サツマイモの中身の充実度が変わるところでしょうか」と悦子さん。中身がずっしりとして、大きい芋がおいしい焼酎を造るサツマイモなのだそうです。

岩倉酒造場の焼酎

販売するまで心を込めて焼酎を届けたい

岩倉さんの焼酎は問屋さんを入れないで、販売店への直接卸が主です。「蔵の大きさがあるから製造量に限りがあるのです(沢山は造れない)」と悦子さんがいうように、岩倉酒造場では量ではなく質を大事に焼酎造りに取り組みます。それも伝えながら「心が通じる販売がしたい」という方針は昔から変わりません。経営が苦しかった頃は幸雄さん自ら歩いて、販売店を開拓して回っていた時期もあったそうです。現在の販売店は、もう20年来のお付き合いをしている所も多いそうです。「業者さんが仕事中に遊びにくるんですよ」と悦子さんは笑って教えてくれました。

取材一口メモ

代表銘柄『月の中』は、月中というこの地名に由来する銘柄、蔵を代表する芋焼酎です。飲んだ感想は「マイルドでまろやかで、とにかく柔らかくてきめ細やか」で驚きました!芋焼酎特有の尖った味わいはではなく、蒸かした芋のような香りと、ほんのり甘みが残る気がしました。お寿司にも合います。田舎のお母さんを思い起こさせるような、ほっとした気持ちになります。全国にファンがいるのも納得です。

販売するまで心を込めて焼酎を届けたい
販売するまで心を込めて焼酎を届けたい
 

蔵人紹介

岩倉悦子氏

西都市出身。家族四人で力を合わせて焼酎造りに励む、岩倉家のお母さん。

焼酎造りで大切にしていることを訊ねると「全行程、全部を手を抜かないことを心がけています。手を抜く事は絶対にしません。家族みんなでお客さまの想いを受け止めて焼酎を造っています」と力強い。

焼酎ブーム以前の経営が苦しかった頃に、他社と差別化するために、当時珍しかった25度焼酎を考案したり全て新瓶での瓶詰めを始めたり、豊かな発想と地道な作業でここまで蔵を支えてきました。

「皆が自分の子どもを育てる様に焼酎を造っています。ニコニコワイワイやるのも楽しい。こよなく愛される焼酎作りを続けていきたい。」事務所には大きな木の机と椅子、趣味で集めたというジョカ(焼酎を温める鉄瓶)がずらりと並んで客人を迎えます。

会社概要

会社名 岩倉酒造場
住所 宮崎県西都市大字下三財7945
電話 0983-44-5017

周辺マップ


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